「治療してよかった」と言っていただけるために
いまだに「おまかせの患者様」が多い歯科治療。 しかし、治療の選択肢が多いだけに、納得できる治療を受けるには、 知識をもち、医師に説明を受け、「ご自分で選ぶ」ことも大切です。
保険と保険外(自費)が混在し、わかりにくく感じる歯科治療。
しかし。結論から言えば、小さな虫歯を削って詰め物をする治療、 大きく削って被せ物・差し歯をする治療も、 また、歯を抜いて部分入れ歯にする、あるいはブリッジにする治療も、 たいていの治療は、保険でも出来ます。
ただ、これは保険で決められた治療材料を使用した場合の話。
詰め物に金合金など精度の高く、加工がし易い材料を使ったり、 見栄えがよく、変色・変質の少ないセラミック製の冠を被せれば、 保険外(自費)治療になり、費用もそれだけかかります。
まずは、保険、保険外(自費)治療の違いを知り、 メリットとデメリットを良く聞いて、 治療方法を『ご自分で選んで』みませんか。
小児歯科
乳歯の虫歯は放置しないで!
子供の乳歯に虫歯を発見した時、すぐに生え替わるだろうという考えは危険です。乳歯の周辺には永久歯に生え替わってもまだ残っている可能性は高くあります。放置した結果、生え替わった永久歯も虫歯になるリスクが格段に高くなるだけでなります。その後の歯並びにも影響を与えることがわかっているのです。キレイな歯並びに生え替わって一生その歯を大事にしていくには、乳歯のケアから怠らずにしっかり行い、将来に備えましょう。
虫歯になる前に予防!
赤ちゃんに乳歯が生え始めた時期から、成長に応じてお子さんが永久歯に生え替わる時期をフォローするのが小児歯科です。この時期のお子さまは虫歯になりやすく、小児期の歯の状態が大人になってからの口腔内環境や骨格形成をも左右します。小児歯科は、乳歯から永久歯に生え変わる間に虫歯を未然に防ぐこと、できてしまった虫歯を早く見つけて治すことをおすすめしています。
予防歯科
歯科といえば「虫歯ができたら行くところ」というイメージが強いかもしれません。
確かに悪くなってから通院するのは当然なのですが、皆さんにおすすめしたいのが、予防歯科の受診です。予防歯科とは、文字通り虫歯などの歯のトラブルを予防することを目的とした診療メニュー。虫歯ができてから「治す」のではなく、なる前に「防ぐ」ことに重点を置いています。
>予防歯科で定期的に検査を受ければ、初期の虫歯や歯周病を発見でき、大きなトラブルを起こす前に対処(応急処置や予防)できます。また、万が一病気が進んでしまっても、最小限の治療にとどめることができるのも大きなメリットです。生涯にわたって自分の歯を保つためには、毎日のブラッシングにくわえて、予防歯科の受診が不可欠といえるでしょう。
予防歯科のメリット
病気を未然に防げる虫歯や歯周病の原因は、虫歯菌が棲みつく歯垢。
予防歯科で歯垢をきれいに除去することで、虫歯や歯周病を防ぎます。
早期発見、早期治療ができる
定期的に口腔内のチェックをするので、なんらかの病気になっていてもすぐに発見でき、対処することができます。
治療に苦痛を伴わないで済む 初期段階で治療ができるので、痛みなどをほとんど感じることなく簡単な治療で済みます。もちろん、歯へのダメージも最小限で済みます。 治療費が安く抑えられる 早期に治療ができるため大掛かりな治療をする必要がなく、その分治療費も安く抑えられます。
このように予防歯科には多くのメリットがあります。 健康な歯でいたいと考える方は、予防歯科診療をおすすめします。 また定期的な成人歯科検診もありますので、当院までご相談ください。
歯周病予防・治療
歯周病は、成人の8割以上の方がかかっているとされ、「国民病」とまで言われています。
誰もが注意しなければいけない病気です。
歯周病は、歯ではなく歯肉や歯周組織の病気であり、口の中の細菌が原因で生じます。
初期症状としては歯肉の腫れ・出血があげられますが、ほとんど痛みはありません。
痛みがないまま進行してしまうところが、歯周病の怖いところです。
自覚症状がほとんどないまま病気が進行し、気付いた頃には重度にまで進行していることもあるのです。
いで歯科医院では、保険が適用される最新の再生療法を取り入れ、自己負担を抑えて治療に専念できる環境を整えています。
歯周病の基本治療について
プラークコントロール
歯周病の原因であるプラークを除去することは、治療をスムーズに進めるために大切です。患者様にしっかりとプラークを除去できる歯磨きの仕方を指導いたします。
PMTC
PMTCは、専用器具を用いた歯石除去・歯面清掃を行い、徹底的に歯の汚れを除去します。歯周病治療の基本はプラークコントロールです。毎日のセルフケアが大切ですが、定期的にプロのケアを受けることが必要です。
スケーリング・ルートプレーニング
スケーリングは、歯の表面に付着した歯石を除去することを言い、ルートプレーニングは、ルート(歯根)に付着した歯石を除去することを言います。除去することで口の中の細菌を減らすことができ、汚れが付着しにくくなります。
噛み合わせ調整
噛み合わせが悪いと、歯周組織に過度の負担がかかります。悪い噛み合わせにより、歯周組織に過剰な負担がかかると、歯周病の進行を招く場合があるのです。歯槽骨の吸収が促進される場合もあります。
矯正歯科
矯正歯科とは、ゆがんで生えてしまった歯の噛み合わせを正常な状態に治療することです。
正しい噛み合わせはムシ歯や歯周病の予防にもつながり、体のバランスも良くなる健康への第一歩です。
歯並びと噛み合わせが悪いと食べ物をうまく咀嚼できないために消化不良になり栄養摂取がうまくいかなかったり、スポーツをされる方は歯を食いしばる力が弱くなるので、瞬発力や身体のバランスにも影響が出て、パフォーマンスが落ちたりすることもあります。
現在、歯列矯正治療を行う方の半数以上が成人です。
矯正装置がわからない歯の裏側につける「舌側矯正」も行っていますので、口元を気にせず会話を楽しむこともできます。
まずはお気軽にご相談ください。
当院は患者様のご納得のうえで精密検査を行いながら、治療を進めていきます。